■護るべきもの


霞んだ視界に入ってきた姿に絶望をみた。
同時に歓喜に震えた。


やっと、お前に会えた。


最後の力を振り絞る。
草壁の止める声が遠くに聞こえた。

震える指で、己の命の大切さを切に教えてくれた師に呟く。

ごめん、シャマル
また、自分から命投げ出すような真似しちまうけど


あいつがいなくなる事だけは耐えられないんだよ…


無事に守れたシールドの中で、ヒバリが泣きそうな顔をした。


2008/09/16



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